メダルを手に取ると周囲がまばゆい光でつつまれた。
どこからか人の声が聞こえる。

『ついに発覚!
 マロン先生の年齢は17歳と一、十、百、千、万・・・
 ヶ月!?』

「もーっ!!
 またこんな記事書いてー!!」

そこに何か新聞紙らしきものを床に叩きつけて
興奮しているマロン先生の姿が現れた。

「あの#$@%ども!どうしてくれようかしら!!

「ま、もっとも私が年齢を秘密にしてるのが
 そもそもの原因なんだけどね。

「秘密にしている理由?

「実は私の正体に関わる事・・・

「本名、国籍、住所、そして年齢・・・

「これらが第三者に知られてしまうと・・・

「私は、強制的に元の国に帰らされてしまうの。

「そして持っている魔法の力を全て奪われ、
 過去の記憶は全て消去されてしまって・・・

「2つの命を1つもらって、帽子の中を公開して、
 動物に変身させられてしまって・・・
 あとどんな設定があったかな・・・。

「・・・って、私は誰に説明してるのよ!?

「とにかく魔法少女たるもの、
 やっぱりこの手の秘め事があった方がいいでしょ?

「・・・はぁ〜っ」




「ぐあーっ!!
 やっぱり色々と中途半端だーーっ!!

「せめて足とか伸ばして、もう少し年齢相応の・・・


(クララ登場)
「あのー、マロン先生?」

「わひゃあっ!誰よっ!?」

「通りすがりの生徒です。

「さっきマロン先生の免許証をひろったんですけど・・・」

「えっ!?わっ!ホントだ!
 いやー、ありがとありがと!

「うーん、私もなかなかのドジっ子だよねー。

「ん?
 ちょっと、貴方!

「ここに書いてあること・・・見た・・・!?」

「驚きました!マロン先生って本当に17さ・・・




「ふうっ・・・安心して、
 ここ最近の記憶が消えるだけの魔法だから!


行け!マロン先生!戦え!マロン先生!
今日もアカデミーの平和と、個人情報を守り抜くのだ!



声が途切れると、再び周囲が光につつまれた。

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